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インドへ旅立つ日が近くなると、決まって思い出すのは、初めてインドに降り立った日の事だ。
デリー空港のお香の匂い、冷たく、何の感情もなく塗られた、白い壁。地下室の様な税関。頭の中に稲妻のように、あの情景はすぐ開く。
ランボーの詩のように、石ころでもなんでも食べたいのだ、そんなパワーがあの頃はあった。今はない。飛行機も恐い。

なにか嫌な、予感がした。
海外を一人でうろうろしていると、動物のような感が働きだす。日本では育たなかった、何かの芽が本能から、背伸びをし、アンテナを出す。
リュックひとつで、アジアの国は簡単に攻略できるさ、とタカをくくっていた自分が、むむっとどこかで、崩れる音がきこえた。
税関をぬけ、バージンロードのような、人の森をゆっくりとあるく。ガンジーの言葉とおり、大きな遠慮のない、目、目、目、が私を直視する。
まばたきしてないような大きな目。微動だにしない時間。
 体を乗り出した人の中から、私の視線を捕らえた誰かが、プリベートタクシー?
タクシー?と口々に言う。呆然とした一瞬の空白を、人の山が埋める。あっという間に、二、三人に取り囲まれ、私は旅行ガイドの一節を苦々しく思い出した。
『格安チケットでデリー空港に真夜中過ぎに、到着した場合、夜が明けるのを待って、行動するほうが安全です。』うーん、黒いビニール張りのそれも穴が開いた、待合の席にとりあえず腰をかけ、考えた。
考えれないほど、隣から、後ろから、ホテル?とか何とか覗き込んでくる。
ガイドブックから、引用した注意メモを、読み返す。
 『必ず一人旅の時は、空港を出た、プリペードタクシーを利用する事』そのメモを書いた頃の自分の暖かい部屋と熱いコーヒーが懐かしい。
 はて、タクシーらしきものは停まってはいるが、一体、どこにあるか見当も付かないし、皆皆が異なった方向を指差して、手招きする。
よーし忍耐で待つぞ!
 一時間、二時間、時計が4時近くなると、さすがに到着の飛行機もなく、空港は閑散としてきた。11月のデリーは寒かった。凍えるような空気が、ただでさえ無機質なデリー空港を、無愛想にみせる。

こんなところで朝まで無理だよ、とにかく移動する事に……..
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